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自ら発信することで使えるようになる~受講生の学ぶ姿勢に脱帽  2024.9.7

 

葉は勉強するためにあるのではなく、

使うためにあります。

英語で発信していくことで、

どんどん英語が使えるようになります。

 

言うのは簡単ですが、

発展途上にある受講生が、

では、具体的にどんな場面で発信したらよいのか?

 

例えば、週に2日あるレッスンで、

それをどう実践していくか?

しかも、仕事をやりながら、

発信のためにどう準備していくのか?

 

先日、ある受講生は、

友人との小旅行のことを

レッスンで話せるように、

まとまった英文を原稿として用意してきました。

しかも、ビデオクリップ付。

 

早速、私にプレゼンテーションしてくれました。

その後は、すぐに Modify=Revise!

「修正・改善」

 

いわゆる、

フィードバックを一緒にすぐにやる。

 

元の原稿を見ながら、

文法に則って、単語をパラフレーズしながら、

さっと活字に直す。

 

その後、すぐに音声で表現できるように

私の声でお手本を録音。

 

受講生は、音の脱落や、同化など

音声変化を意識しながら

何度も発話練習。

 

それが終わってからは、

オハイオ・シンシナティに住む友人にLINEで転送。

 

音声データと原稿、

そして、

題材になったモンゴリア・ヴィレッジのURLも貼付。

 

ネイティブだったら、こう表現するだろうと

手直しした私の英文の「ネイティブチェック」が目的!

 

USとの時差が大幅にあることが手伝って、

早い時は、夕方のレッスンで送った案件が

翌早朝、音声クリップで

返信されることも珍しくありません。

まったく有難いことです。

 

そして、その音声クリップを

すぐに受講生本人へ転送。

本人にとっては、最強のフィードバックです。

 

自分が綴った内容が、

ネイティブが言うと最終的に

こんな風になる!

 

これは、自分が受講生の立場だったら

最高の学習教材、

永久保存版にするかもしれません。

 

2日前に返信があったこのサウンドクリップ。

今晩の受講生とのレッスンで、

大いに役立ちそうです。

 

これもまた、最強のフィードバックとなるはずです。


Paraphrase  「言い換え」することの大切さ2024.9.3

 

今、受講生に関心が高いのが

Paraphrase パラフレーズです。

 

手元のオックスフォード英英辞書には

このようにあります。

 

Paraphrase: verb/noun

to express what somebody has said or

written using different words ,

especailly in order to make it easire to underestand 

 

動詞/名詞

「人が言ったり書いたりしたことを、

もっと分かりやすいように

他の単語を使って言い換えること」

 

75分の授業の中で、チャンスを捉えては

このパラフレーズをしています。

 

例えば、会話中にこんな表現がでたら

 

Have you seen the latest Miyazaki movie?

 

「movie」と同じ意味の単語を

すぐに言い直しをします。

 

film / cinema / flicks 。

 

その後で、今度は

I often listen to his film's music.

 

「music」と同じ意味の単語に

パラフレーズします。

 

tune/track

 

これを応用すると、例えば、

♬ This is my track .♪

「これ、俺のテーマ曲だぜ!」

*自分のために作られたようなもの!!

 

パラフレーズした単語を

以後、「意識的」に使うようになると、

どんどん自分のものになっていきます。

 

実際に、

受講生の皆さんは

授業での会話や、

メールでのやり取りに

(*四季学舎では日常的に

英語でやりとりしています)

意識して使っているため、

語彙がどんどん増えていっています。

 

自分が話すとき、

知っている単語で言えればいいじゃん!

 

この考えは間違えです。

なぜなら、相手とやりとり(インタラクション)をするとき、

もし、相手がネイティブならば、

自分の知識量をはるかに超えた知識量で

インタラクションしなければなりません。

 

つまり、

高いところを目指さないと

「簡単な日常会話」でさえ、

身に付けることはできません。

 

自分がどこに向かって

今、英語学習しているのか。

現在地が分からないような英語学習法、

いわゆる「とりあえずの学習」は

時間の無駄です。

 

英語学習の全体像をしっかり捉え、

その中で、例えばパラフレーズすることで

それが何に繋がっていくのか?

四季学舎で学ぶ受講生は

それが分かっています。

 

英語力とは

3つの知識

「単語」「文法」「発音」

を瞬発力を使って運用する能力!

 

これが揺るがない限り、

レッスンで学ぶ内容は、一つひとつ

意味づけされ、モチベーションを高く保ったままで、

いつも英語学習に取り組めるのです。

 

 

チャンスを捉えて、

どんどんパラフレーズする!

それは、

独学ではやりきれない「語彙量の確保」を

効率的、且つ、モチベーションを高めながら学ぶ

四季学舎ならではのメッソドです。

 

身近な動詞のパラフレーズ例

help: assist / aid 

say: mention / state / assert

give: get /  donate

teach: suggest / tell / instruct / educate 

 

 


「積極的に」ではなく、「意識してやる!」2024.8.30

↑ 駐在中に住んでいた住居

Barcelona Sant Cugat 市

 

 

四季学舎では、

様々な職業、幅広い年齢層の受講生が

英語を学んでいます。

 

小・中・高・大学生、

そして、たくさんの社会人。

 

職業も多種多様で、

中には、実用的なビジネス英語を第一線で

駆使している方もいれば、

再び英語圏に戻る必要があって、

ここで更にスキルを磨いている方もいます。

 

当然、目的と目標も個々に異なり、

授業で扱う題材などは、

本人の興味・関心に合わせることも

多々あります。

 

そんな中、今、私は、

四季学舎の受講生一人ひとりの伸びしろが

大きくなってきているのを肌で感じ、

本人たちもそれを実感しています。

 

なぜ、伸びしろが大きいか?

今回は一つ、ここに記します。

 

それは、レッスンを通して、

「分からないことが分かるようになったら、

それを意識的にどんどん使ってみる」

ということです。

 

積極的に、、、ではなく、意識的に。

何が違うか?

 

「積極的に」とは、

そういう場面があったら使ってみる。

一方、

「意識的に」とは、

そういう場面を自分で作って、使うようにする。

 

同じように聞こえますが、全然違います。

 

朝、コーヒーを飲みながら、

マグカップに向かって、

習ったばかりの表現を使って

今日の予定を言ってみる。

 

外を歩いているときに

見えている景色を切り取って

情景描写してみる。

 

隙間時間や、何かをしながら

YOU TUBEなどのビデオクリップを使って

音声を常に聴いて、英語環境を作るなど。

 

日本語と英語では、

言語体系がまったく違うので

ヒトの脳は楽な方を無意識に選びます。

放っておけば、すぐに日本語環境に戻ります。

 

それは海外で暮らしていても同じです。

 「海外留学すれば話せるようになる」は

全くの誤りです。

 

留学を終えて、

スキルアップして帰ってくる人たちは

実はかなりの努力をしています。

逆に。効果を得られず

帰ってくる人も少なくありません。

 

私がスペインで仕事していた時にも、

語学留学で来ていた邦人が割といましたが、

努力の有様は二極化していました。

 

例えば、語学学校での授業後は、

意識的にスペイン人との時間を費やし、

帰宅後は復習を怠らない。

 

中には、敢えて日本人と交わる時間を

避けている人もおり、

その徹底ぶりは大したものでした。

 

限られた時間を有効に使う。

それは、

「意識して....」という枕詞なしに

できることではありません。

 

逆に言うと、

それだけの強い意志があれば、

国内でも、

スペイン語学習に没頭する環境を

作れるのではないか?

と思ったくらいです。

 

「積極的に!! などと、

生ぬるいことを言っていては

留学に投資したお金と時間が無駄になる!」

という心の声が聞こえてくる

多国籍の留学生が確かに

いたのを覚えています。

 

留学とは、

自己スキルアップの「公開耐久テスト」

みたいなものです。

 

周囲はこのように期待して言います。

「やっぱりすごいね、留学すると!」。

 

この言葉に耐えられるだけの

語学力をつけるために、

留学中は必死に勉強する人たちがいます。

 

どんな環境にいようが、

意識的にやることで、

相当な語学力を身に付けることができるのは

間違いありません。

 

 

住んでいた町 

Barcelana Sant Cugat の朝市場

Paraphrase  「言い換え」することの大切さ